中年週末ハンターの工作教室

狩猟に役立つ道具の自作事例と体験談など

スポーツウォッチ

 狩猟をする時、時計は欠かせません。日の出は過ぎたか、日の入りまで何分あるか、そろそろ休憩か、昼食にするか、など時間を把握することは結構重要ですね。どうせ腕時計をするなら、位置情報とか、歩いた軌跡とか記録できたほうがいい。そこで、スポーツウォッチ、GPSウォッチ、スマートウォッチ等を使っている方も多いと思います。


 私は仕事に行くときは腕時計をしていません。職場にはガラスよりも硬いセラミックの粉が存在するので、腕時計が傷だらけになるからです。そのほかにも、電磁石や高電圧パルスなどから電場、磁場が発生しているため、ポケット内のスマホはともかく、末端に電子機器など装備する気にはなれない。
 また、中学・高校と吹奏楽部で打楽器をしていましたが、センパイに「腕時計して叩くと時計が狂う」と聞いて外してから、あまり時計をする習慣が身に付かなかったのもあります。時計をするのは出張の時くらいでした。


NIKE+ SportWatch GPS

 さて、ハーフマラソンを走る時に必要に迫られてスポーツウォッチを購入しました。Nike+ SportWatch GPS。当時スマホがなかったので、Mac対応のものを選んだ結果です。

 これは走っている間は距離と時間と速度くらいしか表示されず、帰ってきてからパソコンに繋いで初めて経路がわかるというもの。決まったコースを走る、いわゆるロードレースには必要十分と言えますが、ま、ランニング専用です。

SUUNTO SPARTAN TRAINER

 狩猟を始める直前に一度トレイルランニングに挑戦しました。その時に購入したのがsuuntoのspartan trainer。

 トレイルランニングでは上りと下りでペースが全然違うので、速度ではなく、心拍数を把握しないとペースがわからないとかなんとか。
 さて、時計一つで歩いた軌跡を記録してくれるのはいいのですが、実はバッテリーさえ気にしなければスマホで代用できてしまいます。便利だと思ったのが、歩いた軌跡を時計上で確認できること。上位機種と違って白黒の点々が表示されるだけですが、目的の方向と歩いてきた道がスマホを取り出さずにわかるのがすごーく便利。ただ、尾根をぐるりと一周して戻る時など、地形を知りたいときはスマホを取り出さなければならないわけです。


 spartan trainerを使い始めて3年、バッテリがGPS記録モードで1日保たなくなったので、メーカーに半額で交換してもらいました。しかしその2年後、GPSどころか時計モードでも1日保たなくなり、もはや時計としてのアイデンティティを無くしたので、いよいよ買い替えを決意しました。
 先に書いたように、時計だけで地形まで見られたら便利だなと思ったので、候補に上がったのがsuunto7。

Suunto 7 GPS スポーツスマートウォッチ Wear OS by Google - ブラック

 5万円台で地形表示ができるなんて、いいじゃあないか(今見たら価格変動えぐい)。しかしAmazonに「バッテリーが…」というレビューが多く、地形表示機能で消費電力が上がってるのにまたsuuntoにバッテリーで悩まされるのかと考えたら…
 GARMINにしよーっと

GARMIN INSTINCT 2X

 ちょうどGARMINにはdual  powerというソーラー発電付きのモデルがあり、もうバッテリーに悩みたくないので、地形表示を諦めてでもこっちの方がいい。だって電池無くなったら地形どころじゃねーし。
 さすがに最上級のfenixは高いので、アウトドア用のinstinctかな。色を選んでほしい物リストに入れ、あと一押しができないでいたところ、いつの間にか“2X”というモデルがラインナップに加わってました。ちょっと値段は上がるけど、でかくてバッテリーが長持ち。もう私の優先順位はバッテリー性能最重要になってるな。



ガーミン(GARMIN) Instinct 2X Dual Power Flame Red タフネスGPSスマートウォッチ Suica対応 防水 防塵 耐熱 ストレス値 心拍数 登山【日本正規品】

 いやね、spartan trainerの末期が酷すぎたんだよ。半日の猟行が記録しきれないどころか時間さえ表示されなくなるんだから。というわけで一瞬躊躇したのがいい方に転んでinstinct 2Xを購入。色も良い。

 届いたinstinct。付いているケーブルは時計側の専用端子と反対側が“USB-Cオス”。iPhoneの時も思ったけど給電側がUSB-Cってやめてほしい。こりゃ変換パーツ買ってこんといかんかなーと思いながら調べてたら、USB-Cは双方向給電可能って、ん?もしかして、モバイルバッテリーに充電するために使ってるUSB-Cポートから給電できるのか?
 試してみたら、できた。でもモバイルバッテリー自体を別ポートで充電しないといけなかった。こんなことしても短絡しないようになってるんだな。ちょっと怖いけど。尤も、特に注意書きもなく物理的に刺さるとこに刺して短絡して破裂炎上なんてしたらリコールものだろうけど。
 で、一度満充電すると時計モードで使ってる限り残り時間は〜40dの表示。日光に当たってると♾️と表示される。これはいいですね。何せこの手のスマートウォッチは睡眠中の体調まで見てくれるのに、「睡眠中は充電してます」じゃあ意味がないもんな。時計モードならほぼつけっぱなしができるので、旅行に行く前にケーブルを接続して出発の朝に忘れて行くとか、そもそもアラーム機能があっても使えないとか、そういう煩わしさから解放されます。


 アクティビティに“狩猟”があるのも嬉しいですね。suuntoでは“登山”で代用していました。別に不便はなかったのですが。GARMINの“狩猟”だと、ポイント記録が簡単にできて便利そうです。反面、“セーリング”はありませんのでヨットに乗る時は“ボート”で代用することになりそうですね。


 しばらくは良き相棒として使い倒してみようと思います。まあ、会社行く時は外すんですが・・・