中年週末ハンターの工作教室

狩猟に役立つ道具の自作事例と体験談など

下見してきました

最悪のカレンダー

 なんで解禁日が月曜日なんだ!と文句を言っても仕方がないのですが、7年に1回、いや28年に4回来るサラリーマン泣かせの最悪のカレンダーですね。これまで解禁日は休みを取ったり、休みだったりしたんですが、月曜日は定例の打ち合わせがあったりして休みにくい。4年目にして解禁日に出猟しない初めての年になりました。


 仕方がないので解禁日直前の日曜日、鉄砲持たずに猟場(主にカモ)の下見に行ってきました。(サル駆除が残ってれば兼務でガソリン代が出たのになあ。)


装備の確認

 主な目的は猟場の下見ですが、更新した服装や装備確認も行います。流石に鉄砲や弾を持って行くわけにはいかないので、主に衣服と双眼鏡、レンジファインダー、ファーストラインのタクティカルベルトの確認が目的。少し歩かなければ行けないダム湖まで足を伸ばしてみました。


服装

 さて、服は先日購入したワークマンのクライミングパンツとジャケットの初おろし。前にも書きましたが、狩猟にはクライミングパンツがオススメ。条件はそこそこストレッチ性、撥水性、透湿性、ファスナー付きポケットがあって価格が安いこと。

 こちらは秋冬向けということで、そこそこあったかくできています。下半身は冷えやすいのと、発汗による体温調整は上半身で行うので、パンツはほどほどに温かいものがいいと思います。
 残念ながらLが品切れだったのと、パンツが細身シルエットなのでLLを購入したら、やはりウエストが緩かったので、ミシンでチャチャっと修正。ベルトがついていなかったので、いつものアレで自作。

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 トップスはハンターオレンジのブルゾンを狙っていたのですが、現物を見ると表面がちょっと頼りなく、藪漕ぎしたら破れそうだったのでやめました。代わりにこちらのジャンバーを購入。中綿を外せば歩き回りの猟に使えそうで、中綿つけたら秋の熊待ちに使えそうです。

 後から考えると、上記のブルゾンはみんな買ってるようなので、猟場でカブる危険性大ですね。いい歳こいたおっさんがオソロはちと恥ずいべ。


双眼鏡ハーネス

 双眼鏡自体は前から使っているものですが、ブログ『山のクジラを獲りたくて』で「双眼鏡ハーネスが使いやすい」と紹介されており、こちらを参考にしてひと工夫してみました。


https://yamanokujira.com/2021/11/01/bino_harness-2/


 元からついてきたケースを改造するのですが、色々試行錯誤した結論は「たすき掛けを両側にする」です。もとのケースの肩掛けベルトを最長にして、いつものアレで同じ長さのベルトを追加します。日の字形パーツ(ベルトアジャスター)に右と左で内側からと外側からそれぞれ取り付けます。ベルト2本を首にかけたら、左右の腕を2本のベルトの間に通すと、背中でクロスして双眼鏡ケースが安定し、簡易的な双眼鏡ハーネスの完成です。(腕を通す時は左右で別々のベルトが下に来るように!)


 ついでにフラップの留め具を自作で追加。音を出さずにワンアクションで簡単に開閉したいので、紐ゴムとフックでフラップ留めを作りました。



レンジファインダー

 レンジファインダーには100均のパラコードで紐をつけます。参考にしたのはこちら。


https://yamanokujira.com/2017/12/27/bino_harness/


 頭の中で紐が絡まりそうになりながら色々やってみた結果、大事なことは左右の腕を入れる輪っかが背中でクロスすること、これだけです。背中でクロスしないと紐がするすると前に緩んで来ます。紐は1本で、長さ調整のコードストッパーがついています。先述の「なんちゃって双眼鏡ハーネス」と同じやり方だと、紐の色が一緒なので腕の通し方を間違えて、背中で紐が交差せずに横に2本平行になっちゃうことがあります。なので紐が細い場合はこの「ツイン輪っか一箇所交差」式でOKです。


 レンファインダーのケースは硬くて嵩張るので、100均で購入したモバイルギアケース使います。ベルトループをmolleクリップで肩ベルトに固定。簡単になんちゃって双眼鏡ハーネスにも付け替えが可能なので便利。


歩いてみて

 とりあえず駐車場からダム湖まで往復2kmほど、舗装された坂道を歩いてみました。服の方は暑すぎず寒すぎずいい感じでした。ちなみにHODAKAのメッシュシャツと鹿子のTシャツを着て、その上にジャンバーです。


 なんちゃって双眼鏡ハーネスもしっかりと機能してくれました。
 さてレンジファインダー、200m先のマガモにも反応してちゃんと距離が測れました。当たり前ですが、カモはレーザー照射されてることなどお構いなし。ただ、流石に飛び立ったカモを追うには視界が狭くてなかなか難しい。そこはやはり双眼鏡が良いみたいです。双眼鏡とレンジファインダー、通常は同時に使うことはなさそうですが、鉄砲がない分、双眼鏡で見て、レンジファインダーで測って、と言うことを何回か繰り返しましたが、特に不都合はありません。なかなか良い感じです。


タクティカルベルトの調整

 歩いているとタクティカルベルトの肩ベルトがずり落ちてきました。荷重は腰で支えているので実害はないのですが、なんとなく気になってしまいます。一昨年もよく落ちてきたたなあ、去年はこんなことなかったんだけど・・・と考えていたら、原因がわかりました。ある事情で前と後ろのベルト長さを調整しており、背中のクロス部分が以前よりも下にきていたのです。再調整して位置を戻したら解消しました。下の写真の赤丸部分、これが上にあるほど左右の肩ベルトが内側に引っ張られてずり落ちにくくなります。上げすぎると首が苦しいかもしれません。肩ベルトのずり落ちが気になる人は、前後のベルト長さを変えて、この部分を上の方にに調整してみてください。