鉄砲と違い、狩猟にどんな車が適しているか、というと答えはほぼ決まっており、誰に聞いても同じような回答が返ってきます。「ジムニーか4WDの軽トラ」
　しかし車はほとんどの場合鉄砲よりも高い買い物。そうそう簡単にセカンドカーを持てる環境にあるとも限りません。従って特に狩猟を始めたばかりの時は「普通の車でもいいかな」と考えるかもしれませんね。

最初に使った車
　私が最初に狩猟に使った車はRX-7（FC3S）でした。

・・・は？って思いますよね。
　雪国でFRに乗ること自体粋狂なのですが、よくこんなもんで狩猟に行ったなぁ…
　要は「普段使っている乗用車で狩猟に行った」ということなんですが、最も狩猟に向かない車の一つでしょうね。4WDのSUVとか、最低でもFFならまだなんとか使えるんでしょうけど。一応YAKIMAのルーフキャリアにINNOのBOXを載せてスコップや獲物などの汚れ物を積めるように。銃とザックは後部座席を倒してリアゲートからアクセス。まあ秋のクマ猟（見学）とカモ撃ちくらいまでならなんとかなりました。

　しかし、猟期が始まって１ヶ月後には中古の格安ジムニーを契約していました。やはりFRスポーツカーでは雪道を進めないばかりか、舗装されていない凸凹山道でリップスポイラーを思いっきり破損したので、この車をこれ以上ボロボロにしたくはないなと。うん。

ジムニー！！

　やはり狩猟専用車はいいです。もちろん環境がかなり恵まれていないと2台持ちは難しいと思いますが、置く場所があるなら、無理に乗用車で狩猟に行くより、どんなにボロくても狩猟専用車を購入した方いいと思います。
　ジムニーや軽トラを普段使いできるならそれでもいいですし、農業などその他の仕事用の車と兼用で軽トラを使っている人もいます。ただし、私は狩猟専用車の条件は「安いこと」だと思っています。多少の傷は気にしない、泥だらけになっても構わない、いっそ崖から落ちて廃車になっても経済的ダメージが小さい・・・ん？

　いやまじで。FC廃車になってたら精神的ダメージキツすぎて立ち直れなかったかもしれん。というか3m垂直落下ってFCなら死んでるかも。さすがジムニーは頑丈でした。1回転して起き上がって自走して帰れたんだから。とはいえ流石に修理不能で廃車になりました。ありがとうジムニー、そしてごめんねジムニー。さようならジムニー。

いらっしゃい新しい相棒。